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パソコンで尺八譜 五線譜に自動でカナを振ってくれる「Shakuhachi notation」

「Shakuhachi notation」とは?


五線譜で演奏する際、カナ振りをする人は多いのではないでしょうか?
尺八の場合、いろいろな長さの楽器があるため、例えば「ド」の音でも長さによって運指が変わってしまいます。
そのため、五線譜を見てパッと演奏出来る人はあまり多くないのが現状です。
そこで、五線譜を使う時は「カナ振り」という作業が必要になります。
音符の下などに「ロツレチ」を書き込んでいく、というのがその作業です。

これを自動でやってくれるのが、「Shakuhachi notation」というソフトです。

「Shakuhachi notation」の使い方

MuseScoreのダウンロード&インストール

まず、必要になるのが、「Muse Score」というソフト。
これはフリーの楽譜作成ソフトです。
こちらで作成した五線譜に自動的にカナ振りをしてくれるというわけです。

「Muse Score」は、
https://musescore.org/ja/download

からダウンロードします。
Windows・Mac両方に対応しています。
そしてインストールしておいて下さい。

インストールのやり方
Windowshttps://musescore.org/ja/handbook/windows-tenoinsutoru
Machttps://musescore.org/ja/handbook/macos-tenoinsutoru

「Shakuhachi notation」のダウンロード

「Shakuhachi notation」はこのMuseScoreのプラグインです。
プラグインとは、「追加機能」と思って下さい。

「Shakuhachi notation」のインストール

「Shakuhachi notation」は、
http://www-b.uec.tmu.ac.jp/shakuhachi/MuseScore_Shakuhachi/

からダウンロードできます。

ダウンロードした「Shakuhachi_Notation_v2_02.qml」ファイルを移動します。
先ほどインストールした「MuseScore」の「plugins」フォルダに移動する。
Windows→初期設定のままインストールすると、「ProgramFiles(x86)/MuseScore 2/Plugins」
Mac→~/Library/Application Support/MusE/MuseScore/plugins
この意味は、各自ユーザーのホームディレクトリ[~]以下の[ライブラリ]→[Application Support]→[MuseScore]→[MuseScore2]→[plugins]
途中にある別の[plugins]フォルダに入れないでください。
[ライブラリ]のフォルダを開くには、ファインダーからoptionキーを押しながら画面上端の[移動]を使います。
または、書類→MuseScore2→プラグイン でも可。

MuseScoreでプラグインの有効化

ファイルをプラグインフォルダに移動したら、プラグインを有効化します。
まずはMuseScoreを起動。
上部のメニューから「プラグイン」→「プラグインマネージャ」を選択

「Shakuhachi_Notation」にチェックを入れます。

フォントをダウンロード&インストール

尺八譜用のフォントをインストールしておきます。
これをしないときちんと表示されません。
これは同じページからダウンロードできます。

ダウンロードしたフォントをダブルクリックすればインストールできます。
必要なものだけダウンロード&インストールすればいいですが、よく分からなければ全部入れておきましょう。

設定方法

あとはMuseScoreで上部のメニューから「プラグイン」を選択し、「Shakuhachi Notation」を選択すれば使用できます。

1.尺八の長さを選びます。18=一尺八寸管となっていますので、使いたい楽器の長さに設定する。
2.表記を選択します。都山や琴古があります。
3.文字の大きさを変更します。
4.縦位置を変更できます。0が初期値で、+に値を増やすと下に、-に値を増やすと上に移動する。
5.横位置を変更できます。0が初期値で、+に値を増やすと右に、-に値を増やすと左に移動する。
6.声部を選択します。2声以上で制作された楽譜の場合、こちらで選択。
7.カナの色を選択します。黒、赤、青、緑、紫、灰 から選べます。

上記を設定後、OKを押せば自動でカナが振られます。

やり直したい場合は、「Ctrl+z」で戻ります。

-尺八譜